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地球を救うDVD映画「現金に体を張れ」 [サスペンス]

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 現金に体を張れ
 
 The Killing
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大観衆の見守る中、各馬一斉にスタートした。
数万人の観客の怒号は、競馬場をまるで生き物のようにする。7番レーンにいた馬は、見る見るうちに頭角を現し先頭に躍り出た。


その時一発の銃声が聞こえ、先頭馬が崩れ落ちた。


それは、射撃の名手ニッキの仕業だ。彼は競馬売上金強奪に雇われた一人で、この瞬間を狙っていたのだった。
他には、

馬券売場の現金係  :ジョージ
競馬場のバーテンダー:マイク
競馬場警備の警官  :ランディ
元レスラー     :コーラ
軍資金を出す    :マーヴィン

以上1+5=6名の仕業だ。

彼らは、役割分担が決められていて、分単位、秒単位で行動するよう計画され、実際その通り実行した。


首尾良く200万ドル手に入れたマーヴィンは空港で現金を入れたトランクを手荷物として、機内に入れることが出来なかった。仕方なく運搬車に積んだが、子犬をよけようと運転手がハンドルを切った際、トランクが運搬車から落ちてしまった。

落ちたトランクはふたが開き現金200万ドルは風に飛ばされ空高く舞い上がった。呆然とそれを見守っているマーヴィンに警官が近づいていった。


売上金強奪は見事に、あざやかに計画通り実行できたが、最後に子犬のハプニングにより水泡に帰してしまう。

この映画の終わり方も実にあざやかだった。
競馬のスピード感、スリリング感に乗じて、ストーリーの運びもスピード感、スリリング感が重複していて効果満点だ。


この映画の監督がキューブリックとは驚いた。彼は1926年ニューヨーク生まれだから29歳の時の作品だ。しかも1953年「恐怖と欲望」が処女作として認められているので、それから2年でこれほどの作品を作っている。あの「2001年宇宙の旅」や、「シャイニング」、それから、トムクルーズの出てくる「アイズワイドシャット」などを手がけているといえば皆さんも、ご記憶があるでしょう。

監督:スタンリー・キューブリック
製作:ジェームズ・B・ハリス
原作:ライオネル・ホワイト
脚本:スタンリー・キューブリック
台詞:ジム・トンプソン
撮影:ルシアン・バラード
音楽:ジェラルド・フリード

キャスト        :(役名)
スターリング・ヘイドン :(Johnny Clay)
コリーン・グレイ    :(Fay)
ヴィンス・エドワーズ  :(Val Cannon)
ジェイ・C・フリッペン :(Marvin Unger)
マリー・ウィンザー   :(Sherry Peatty)
テッド・デ・コルシア  :(Randy Kennan)
エライシャ・クック   :(George Peatty)
ジョセフ・ソーヤー   :(Mike O Relly)
ティム・カリー     :(Nicky Alane)

製作年: 1955 年の米国映画です。




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