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世界を救う映画「わたしを離さないで」 [サスペンス]

わたしを離さないで
私を話さないでIMG_3266.jpg
カズオイシグロの代表作と知って見ることにした。

観終わった後、とても恐ろしい映画だと感じた。


映画の中で、臓器提供のために生まれ育った人間が18歳になると、その寄宿舎(=臓器提供の倫理を実践する場)を出て、自らの臓器提供の申請をする、そしてその申し出を待つことが仕事になる。幼いころからそうのように教育されるので彼らは疑問を持たない。こういう仕組みを平然と受け入れる社会も不自然だがそのような子供を教育することも不自然だ。
なぜなら、自分自身の幸福を追い求めることは許されなく、ただただ臓器提供者の声に応えることが、自分の生の全てとなる。

しかし、100歩、200歩譲って、このような社会があったとしたらどうだろう。怖いことだが、そのようにしたら、人間の本当の「生」を理解できるのではないだろうかと、一瞬思う。

キャシーは言う、「私たちと私たちが救った人々に違いはあるか?」「だれもが生は終了する。人は生きることを理解することなく命は尽きる」

ここに出てくる臓器提供者(クローン)は人間の「生」を理解して死んでいくというのだろうか? もしかしたら、可能かもしれない。あなたはどう思いますか?
「私を離さないで」というのはクローンのため息か、叫びか?

以下はウィキペディアより。

監督:マーク・ロマネク
脚本:アレックス・ガーランド
原作:カズオ・イシグロ
製作:アンドリュー・マクドナルド
   アロン・ライヒ
指揮:アレックス・ガーランド
   カズオ・イシグロ
   テッサ・ロス
出演:キャリー・マリガン
   アンドリュー・ガーフィールド
   キーラ・ナイトレイ
音楽:レイチェル・ポートマン
撮影:アダム・キンメル
編集:バーニー・ピリング
製作:DNAフィルムズ
   フィルム4
配給: 20世紀フォックス
   フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
公開: 2010年9月3日





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