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地球を救うDVD映画「偽りの人生」 [映画]

偽りの人生
(TODOS TENEMOS UN PLAN)
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映画の題名は「偽りの人生」と原作の日本語的意訳と思うが、
この題名がこの映画にふさわしいかどうか疑問が残る。

DVDには「Everybody has a plan」とある。これも、さっぱりしていて、
映画の核心にはこだわらない、或いは意味深な良い題名だが、
これも私としては一味違う。

いずれにしても、題名は映画を鑑賞した人が勝手に付けるのが
いいのかも知れない。

前置きが長くなったが、本題に入ります。

主人公のアグスティンは医師で8年前、金満家のグラディアと結婚する。
2人の間には子供がなく、養子を取ろうと妻が積極的に進める。
養子の赤ちゃんが来ることになった時、夫は子供はいらないと言い出し、
夫婦は決別する。

妻は実家に帰り、夫は家にひきこもる。
そんな時、養蜂家の兄が主人公アグスティンを尋ねてくる。
理由は、兄のペドロは末期的なガンで余命いくばくもなく毎日が辛いと言う。
ついては、ここにピストルがあるから殺してくれないかと話し出す、
報酬は良心の呵責代金として7万ペソ用意したという。

弟のアグスティンは突拍子もない話に、勿論否定的で,
兄のガンの様子をX線写真で見るにつけ、
自分も医師の見地から無理からぬことだと納得する、
しかし兄を救いたいという気持ちもある。

ある日、兄のペドロが風呂に入っているとき吐血した。
弟のアグスティンは救急車を呼ぼうとするが、兄が差し止めた。

しかし、兄はますます吐血を激しくする、苦しんでいる兄を見て弟は
とっさに兄を楽にしようと湯船に兄を沈め窒息死させてしまった。
弟は自分のやったことではあるが、事態の結果に驚愕する。

弟は医師をやめて、兄に成り代わろうとする。
それは兄を愛していたからに他ならない。

それとも、映画の題名から察すると、この主人公は人生を2度生きてみたい、
と言う以前から願望があって、兄の代わりの人生を生きてみたいと思ったのかも知れない。

良い映画というのは、鑑賞者を映画の中に引き入れ、
「鑑賞者の自由気ままな想像力にお任せしよう」との意図があるものだ。
これもそれかな?


弟アグスティンは兄の養蜂家として故郷へ帰る。
しかし故郷の地元の人々は兄ペドロを良く思ってない人が多く、迫害を受けた。
実はこの兄と弟は双子の兄弟でほとんど見分けがつかないのだ。

2人が子供時代に遊んだアンドリアンが登場する。彼はよく遊んだ子供仲間だったが、
今は似非(えせ)クリスチャンで聖書はいつも持ち歩き人生の道しるべとしていた。

アンドリアンは「盗賊」の計画を立てていて、(最も最初の計画はペドロとなっている)
その実行をペドロに成りすましたアグスティンに迫る。

ある夜半、助っ人一人を引き入れ盗賊計画を練った。
みんなはこれを了解した。

かつてペドロが養蜂家として働いていたとき唯一の女友達としてロサ(愛称はベビー)がいた。
ロサはペドロを慕っていた。

ペドロに成りすましたアグスティンにもその想いは変わらなかった。
二人の中でこんな会話が取り交わされた。
これは原作のテーマでもある。

ロサ:人は誰も悪い心を持っているわ、でも本当に人を傷つけたら、その悪が膨らむ。 反対に親切にすれば、自分の中の悪や他の人の悪もしぼんでいく。

アグスティン:相手は誰にでもかい?

ロサ:そう、誰にでも親切に。

アグスティン:素敵だね。


その後、盗賊の一件は、アグスティンがドタキャンする。
この辺の展開は映画を見られたし。

最後にアグスティンとロサがボートに乗っている。
彼は銃で撃たれ横たわっている。
ロサは泣いて彼を見ている。

愛しているか? 僕も愛している、心から。
私も愛している。
僕をずっと愛してくれるか?
ずっと愛している。

アグスティンは泣いているロサを前にして
空を見上げている。

この場面は、アグスティンの体から魂が抜け出して
すうっと澄んだ空へ高く登っていくようだ。

ロサは彼が川の上流へ行きたがっているのを思いだした。

ロサはエンジンをかけ、川上に向かってのぼっていった。


監督: アナ・ピーターバーグ
脚本: アナ・ピーターバーグ
製作: マリエラ・ベスイエフスキー 、
    ヘラルド・エレーロ 、
   バネッサ・ラゴーネ

キャスト
アグスティン&ペドロ  (主人公): ヴィゴ・モーテンセン
クラウディア    (主人公の妻): ソレダー・ビヤミル
アドリアン(子供時代の遊んだ仲間): ダニエル・ファネゴ
ロサ       (主人公の恋人): ソフィア・ガラ・カスティリオーネ

製作年 2012年
製作国 アルゼンチン=スペイン=ドイツ
配給 ブロードメディア・スタジオ


孤立無援を生き抜く力 [映画]

地球を救うDVD映画「リディック」
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孤立無援を生き抜く力

仲間意識を持ってみんなと一緒に駆け上ることには賛成だが
時としてそれができない場合がある。

みんなから離れて、自分一人頑張らなくてはならない時がある。
誰の助けもない、
それが孤立無援だ。


リディックが崖をよじ登る、
次々と後ろから、サソリのお化けのような宇宙生物におそわれる、
その数は、おびただしい。

執拗に迫ってくる宇宙生物、
みにくく、素早く、際限なく続く攻撃。

そんな時、リディックは頼もしい戦士に見える、
絶対あきらめない心、
頑張る心、
口から出た言葉は必ず実行する男。

一体,彼を突き動かしていく心はなんだろう?
彼の心に共鳴するものは何?
やさしい人間の愛か?



スタッフ
監督デビッド・トゥーヒー
製作ビン・ディーゼルテッド・フィールド
製作総指揮サマンサ・ビンセントマイク・ドレイク

キャスト
ビン・ディーゼルリディック
ジョルディ・モリャサンタナ
マット・ネーブルボス・ジョンズ
ケイティー・サッコフダール
デイブ・バウティスタディアス

原題
Riddick

製作年:2013年
製作国:アメリカ
配給 :プレシディオ


タグ:孤立無援

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