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世界を救うDVD映画「イースタン・プロミス」(ロシアン・マフィアを垣間見る) [サスペンス]

イースタン・プロミス
CIMG7525.JPG CIMG7526.JPG 私の名前はタチアナ 父は故郷の炭鉱で 死んだけど、 死ぬ前から土に埋もれていた。 私たちは皆そうだ ロシアの地に埋もれてる だから私は故郷を出た ましな暮らしがしたくて。

以上の言葉で映画を締めくくる。


人類の歴史の中でロシア民族の
営々と培ってきた人々の生命を感じる

地球上の人、誰もが経験する
恋、愛、苦しみ、非情、悪、善、美、
映画の中にこれらを見て取れる。

舞台はロンドンだがロシア風な
スパイスを感じる。

ロシアン・マフィアを垣間見る。
それは目を覆いたくなる残虐性。

これも人間の歴史として
間違いなく事実だ。

タチアナは14歳でレイプされて殺された。
彼女の日記を通して事件が展開していく。

怒りというのは危険だ、
人に馬鹿な行動を起こさせる。
(これはイワンの言葉だが実に名言だ!)


<タチアナの日記より>
明日は生きているかどうかわからない、
毎日ヘロインを注射される、
ここは窓がないから身を投げることもできない、
何もかも幻なの?

間違いなく私は妊娠している、
まだ目立たないけれど、レイプされた後、
薬を飲まされたが遅かった、
新しい命が産まれてくる。

でもまず、何か方法を探して
自分の命を断ちたい
産まれてくるこの子に
辛い思いはさせたくない。


<ニコライのこと>
父親は車の修理工だった。
15歳の時から父親を手伝って
役人の車の部品を横流ししていた。

シベリアの刑務所に入った。
その内2年間懲罰房に入った。
サンクトペテルブルクの刑務所では
12回独房に入った。
更正せず、通称「切り株」と言われた。

ロシアン・マフィアに入るため問われる、
「父親は政府に出入りしていた腰抜けの犬、
母親は売春婦、そうだな!」
ニコライはそうですと答える。

続けて言う、
俺には両親はいませんでした。
「法の泥棒」の掟だけが唯一の教えでした。
俺は15歳で死んだ。それ以来、
一切の感情は捨てて生きてきました。
(これがイワンだ。)


映画の最後に
赤ん坊が救われる。
まだ人の心が生きていた。



監督:デビッド・クローネンバーグ
脚本:スティーブン・ナイト
撮影:ピーター・サシツキー
音楽:ハワード・ショア

キャスト
ビゴ・モーテンセン
ナオミ・ワッツ
バンサン・カッセル
アーミン・ミューラー=スタール

公開:2008/06/14



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